人生で一番大事なのは思い切りと諦めである。

会社員からドロップアウトして駆け出したばかりの物書きが、仕事という名のお金にならなそうな与太話を書き溜めていく予定のブログです。

【市川市多頭飼い崩壊】成猫(大人の猫)にも愛の手を

唐突ですが、今日はタイトル通り大人の猫のお話をしようと思います。
昨日書いた市川市の件について、少しでも後押しになれば。

 

その件については、こちらのブログの方が中心になってらっしゃいます。

猫の多頭飼い崩壊 支援協力求む

 

写真はまだ揃っていないようですが、猫の名前・性別・年齢の一覧がこちらのブログ記事の後半にあります。

明日9/19(土)ゴミ処理お手伝い募集(市川市猫多頭飼育現場)|紡いだ命 ~アルマ東京ティアハイム~

残念ながら、一匹亡くなってしまったようですが……他の子にはまだ助けられるチャンスがあるはずです。

(9/21追記) ※亡くなった子は猫違いだったそうです

 


以前も書いたことがありますが、うちの猫は元野良猫です。
地元のボランティアさんに保護されて、里親募集が始まったときは1歳~1歳半くらいでした。
半長毛であることから洋猫の血が入っていることは明白でしたし、そういう猫は人気が高いので、ボランティアさんも比較的早く里親が見つかると思っていたようです。
しかし、猫エイズ気管支喘息持ちだったからか、問い合わせすらほとんどなかったと聞いています。

私がこの猫のことを知ったのは、募集が始まって2~3ヶ月経ってからのことでした。
初めて飼うのに、持病のある子をちゃんと面倒見られるだろうかと不安で、数週間逡巡しました。
そして、もしその間に里親へ立候補する人が現れたら、潔く諦めようと思っていました。

結果として他の候補者は現れず、私がこの子を迎えることになりました。


最初から成猫を選んだのは、子猫ではちょっとしたことでいつ体調を崩すかわからないし、いくらペット可の部屋に引っ越すとはいえ、集合住宅では迷惑になるかもしれないと思ったからです。
気管支喘息は季節の変わり目や気温が大きく変動したときに発作が出ますが、それは一時のことですし、猫エイズは発症するまでは普通の猫と同じように過ごせます。
それなら、トイレのしつけなどで手のかかることが少ない成猫のほうがいいと考えました。

実際に暮らしてみて、やはり自分には成猫のほうが合っていたなと感じます。
成猫の精神年齢は人間の4歳程度といわれているので、4歳児の面倒をずっと見ているようなものです。
ときにマーキングその他で悩まされることもありますが、それも対策を取ればいいだけの話。

何より(そして当たり前ですが)成猫は来たときとずっと同じ姿のままでいてくれます。子猫のように、「大きくなったから可愛くなくなった」ということはありません。
最初に可愛いと思ったままの姿で側にいてくれるのですから、心情的なデメリットは何もないですよね。

また、「成猫はなつかない」というのもよくある誤解のようですが、そんなことはないと思います。
猫はしたたかな生き物です。基本的にご飯と寝床とトイレの世話をしていれば、ずっと懐かないということはありません。時々なつくまでに数年かかる子もいますが、その場合は里親募集の段階でそれらしきことが書いてあるはずです。


そこで話が市川市の件に戻るのですが、今回の20数匹に関しては、(元)飼い主さんとずっと暮らしていたことからしても、他の人に全くなつかないという可能性はかなり低いと思います。
環境が変わりますので、最初は夜鳴きなどあるかもしれません。しかし、「大人だからなつかない」ということはないでしょう。

ですから、もし「大人だからなつかなそう」という理由で里親をためらっている人がいるとしたら、せめて猫たちの写真を見てから決めてほしいなと思います。
これは私個人の経験なのでアテになりませんけども、自分と性格が合いそうな子は写真でもなんとなくわかります。会えばより確実です。猫のほうでも、そういう目で人間を見ていますから。
猫カフェなどでもよくある話だと聞いていますが、「猫になつかれない」という人は、テンションが上がりすぎて猫を驚かせているケースがとても多いです。猫はニオイでものを判断しますので、猫がこちらのニオイをかいで落ち着くまで、じっとしているほうがなついてくれます。人差し指を出すと、鼻チューで応えてくれる子もいますね。

 

市川市の件に限りません。どこのボランティアさんも、子猫の貰い手より成猫の貰い手探しに四苦八苦しています。
最初から成猫だった子はもちろん、子猫はあっという間に大きくなってしまうからです。
再三になりますが、「大人の猫だからなつかない、飼っても楽しくない」なんてことはありません。最初からなつく子は少数ですが、何年も飼って全くなつかない子はもっと少ないです。ある日突然デレる子だっています。

年齢だけでダメと決め付けずに、どうか一度里親会で実際に見たり、保護主さんに問い合わせてください。
また、シニアの方へ子猫や若い猫の譲渡を嫌がる保護主さんもたくさんいます。猫の寿命と、飼い主さんに何かあった場合のことをあらかじめ考えているからです。シニア猫なら、シニアの方でも引き取れる可能性が高くなります。
縁側でひなたぼっこやお昼寝のお供に、成猫~シニア猫というのも良いのではないでしょうか。

 

これから涼しくなる季節です。猫は暖を求めて擦り寄ってきます。ある意味、猫を飼い始めるのに適した季節といえます。こっちからベタベタ触ろうとしなくても寄ってくるからです。
今猫を飼いたいと思っている方は、どうか子猫だけでなく成猫も候補に入れてあげてください。
無理強いをする力も権利も知名度もありませんが、猫好きの一人として、一匹でも多くの子が幸せになれることを祈っています。


本当は犬やうさぎの多頭飼育崩壊についても同じように書きたいのですが、残念ながら飼育経験がないので、そちらのほうは身に入って書くことができません。すみません。
犬も猫もうさぎも、一度人の手元で暮らしたからには幸せになってほしいと思っています。