成人の日なので”大人”について考えてみる
今日は成人の日でしたね。今年もまああっちこっちで人として足りない連中のニュースが流れておりましたが、まともな新成人の方々おめでとうございます。
ここにそんなお若い方がいらしているかというと多分いないと思いますけども、おばはんからはお祝いと共に「社会の8割はクズだと思え」というアドバイスをお送りします。
そう思っておけばまともな人に出会えたとき、あるいはクズだと思ってた人の良いところを発見できたとき、心から感謝・感動できるからです。
……なに、クズしか見当たらない? そういうときは逃げましょう。心身を病む前に。
足りない連中のほうは、報道するから余計調子に乗るという面もあると思うんですよね。
だって彼らは注目されたくてやってるわけですから、誰も反応しなければやろうと思わなくなる人もいくらかはいるんじゃないですかね。バカッターとかもそうですけど。
それでもやる奴は、迷惑行為なんだからしょっぴけばいいのにと思います。大人と認められるはずの日に犯罪者になれるなんて滅多にできる経験じゃないですよヨカッタデスネー^^^^^^
まあ毒とおふざけはその辺にしまして、もうちょっと真面目な話も。
多分こういうアホが増えたのって、法的に大人とされる年齢と、周囲が大人扱いする年齢に乖離があるからだと思うんです。
だいたいの人が学生中に成人を迎えますけれど、「まだ学生だから」って理由で抑えつけたり甘やかしたりする”大人”が多いんじゃないかと。
一応歴史を書いている身なので、ソレっぽい理由をつけておきましょうか。
生きられる時間がずっと短かった時代は、そうそう子供扱いが許されない時代でもありました。平安時代から戦国時代くらいまで、遅くても10代後半で大人として扱われていたのは有名な話です。
貴族の場合、女性は生まれてすぐに婚約が整って、10歳になるかならないかくらいで嫁ぎ、10代半ばで子供を産んだなんてケースが珍しくありません。
つまりその時点で大人扱いをしていたわけですね。早い人だと20歳前に一家の主になってたりしますし。
これが劇的に変わるのは、寿命が延び、教育制度が整ってからです。
学生=未熟者という扱いになり、学生の期間が長くなればなるほど、「子供」の期間も長くなりました。
でもおかしなもので、学問を身につけて賢くなったはずなのに思考と周囲からの扱いが子供のままなんですよね。
だから諸々の面で矛盾が出てくるのだと思います。
世の親御さんや教育者先生方には、ゆとりださとりだとレッテルを貼ってpgrする前に、自分達の方針が間違っているかもしれないという問題提起を自らに対して行っていただきたいものです。
水が氷になったりお湯になったりするのは加熱や冷却という温度変化が起こる=外的要因があるからであって、常温のまま放置してなるわけじゃないんですから。